NHKの歴史ヒストリアという番組をたまたま見た。
西郷隆盛と山岡鉄舟の友情の物語についての特集だった。
この二人、官軍と幕府軍ということで、違う陣営同士なので、不思議に思った。
なるほど、江戸城無血開城の際に単独で駿府に行ったときに意気投合したのね。
この番組では、二人の若いころの苦労話のエピソードも紹介していた。
二人とも若いころは、ものすごく貧乏で苦労したのだな。
番組では詳しくやってなかったけど、西郷隆盛なんか、2回遠島をくらっているし、入水自殺未遂までおこしている。
必ずしも、順風満帆な人生ではなかったんだよね。
山岡も、剣術の達人、明治天皇の侍従をつとめていたことは知っていた。でも、幕末は、清河八郎と浪士組を結成して、失敗に終わり、謹慎していて、活躍の場はなかったんだな。
でも、その分、人間ができていたようだ。
二人とも、活躍したのは、人生の後半に近い。
頭角を現したら一気に大活躍という感じ。
それも、短い間で・・・
大器晩成というやつですかね。
西郷隆盛は、西南戦争を起こし、逆賊として、罪人としてあつかわれていたが、明治天皇は、西郷のことが、とても好きだったようだ。
天皇ともなると、側近たちでさえ遠慮してしまう。
でも、西郷は違ったようだ。
まだ、明治天皇が若かったころ、悪いことをすれば、西郷は厳しく叱ったという。
明治天皇も、そんな、実直な西郷を慕っていた。
西郷により侍従として明治天皇に仕えることになった山岡鉄舟も同様に、明治天皇から好かれていたらしい。
西郷が賊の汚名で死んだことに、心を痛めていたという。
そんな、西郷と山岡をみると、やっぱり、二人とも自分の核となるものがしっかりとしている。
そして、自分が信じた道を進み、やりきっているところがすばらしい。
たとえ、どんな困難があろうとあきらめず、自分を信じ、進み続ける。
僕も、少しでも見習わないと・・・・
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